蛇とのくらしの始まり～その1～携帯持ってたのが運のツキ～

爬虫類って、好き嫌いがはっきりしているというか、
苦手な人が多いので、蛇を飼っていることはリアルに
顔を合わせている人にはほとんど言いません。

そのかわり、爬虫類好きの同志を見つけると、
すごくテンションが上がってしまいます。

それと同時に、「どうやってこの世界に入ったか」
てのがとても気になってしまうのです。

そんなこんなんで（？）

ブログ記事第1号は私が蛇と暮らすことになった
きっかけについて書きたいと思います。

あれは2010年の夏の日のこと。。
（後で調べてみたら8月22日ということが判明しました）

その年は北国にしては蒸し暑い日が多かったのを覚えています。

夕食後にアイスを食べたくなった私は、近所のコンビニまで
歩いて行きました。

その帰り道、その角を曲がったら家の前の通りというところで、
暗闇の中ににょろっとしたシルエットを捉えました。

「…！！！蛇！？」

鳥目の私がそっと近づきながらよくよく目を凝らして見ると、
にょろ影の主はやはり蛇でした。

いつもは近所のコンビニに行くくらいなら携帯など持たずに出かける
私ですが、その夜に限って、パンツのポケットには携帯が。
（当時はまだガラケーでした）

「逃げるなよ～。逃げるなよ～。。」と念じながら
蛇から目を離さないように急いで夫に電話をすると、
すぐに首にタオルをかけた夫が急ぎ足でやってきました。

蛇発見→捕獲して飼う

という図式が夫の中では当然のように成り立っていたようです＾＾；

タオルはもしも毒がある蛇だった時のためだそうでした。

夫はタオル越しにすばやく蛇を捕まえて、タオルでくるんで
家へ連れてゆきました。

部屋でプラケース（各サイズ揃っている）に入れてみると、
そこそこ大きめな緑っぽい蛇でした。

その当時の画像が残っていなかったので、なんとなく
イメージ画像を貼ってみました＾＾；

画像引用元

夫の調べによると、アオダイショウの可能性が高いとのことと、
牙も毒もないとのこと。。

夫は当然のように「飼う」といいます。

もともと蛇についてはしなやかで綺麗と、いいイメージを
持っていたので、飼うなら飼えばいいさ。と思い、特に反対も
しませんでした。

夫によると、水が必要とのことで、プラケースに百均で
買ってきた浅めの皿に水をはって入れました。

当時は予備知識が全くなかったので、というか私がお世話を
すると思ってもいなかったので、その時に入れた皿も
グラタン皿のような大きいもので、プラケの3分の2くらいを
占めていました。

当然、蛇が少しうごけば皿も動いて中の水がこぼれ、
蛇はいつも水まみれでした。

今思えば笑っちゃうくらいおかしな環境でしたが、
そんな状態で様子を見ていました。

どうしてすぐにGEMに行かなかったんだろうと
不思議に思うのですが、思い返せば私が世話をする
という頭がなかったからだったと思います。

家に連れてきたからには餌を与えなければならない。。。

ということで、これも夫が調べたのかどうかはわかりませんが、
何故か夫とバッタなどをとってきてプラケに入れたのを覚えています。

頑張ってとってきたバッタ系ですが、お気に召さなかったのか、
蛇は食べませんでした。

食べないのが気がかりで、私の実家に帰った時も、
連れて行きました。（車の振動でこれまた水浸し）

その後も鶏肉や卵黄などを与えようとするも食べず、
結構な日数が経ちました。

全く食べない蛇は次第に痩せてゆき、ついには
しわしわになってきてしまいました。

その頃になると、蛇が餌を食べないのを気に病むのは
私だけになっているような気がしていました。
（きっと気のせいではなかったと思う。。）

これ以上餌を食べない日が続いたらやばい。

そう思った私は決心したのでした。

GEMに連れて行こう。　と。。

続く